エンターをありがとう【Travis Japan LIVE 2020 ENTER1234567感想】

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9/26〜9/27に開催されたTravis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567(エンターセブン)」。8月に初のソロコンを終え、一段と強くなった7人がお互いに彩り合っていたステージ。

少し時間が経ってしまいましたが、自分のための記録と、ここに辿り着いてくれた人へ何か少しでも幸(さち)を共有できたらと思ったので綴ります。

 

まずは、中止ではなく生配信という形でコンサートを開催してくださったことに、愛と感謝です。

生配信ってメリットもあるけど、デメリットもあると思います。ステージが見られる観客に対して、客席が見えないアイドル。お客さんの反応がわからないまま駆け抜けなきゃいけなくてつらかったところもあったと思います。それでもたくさん楽しませてくれて、楽しかった!と言ってくれてありがとう。

 

 

 

 

 

01. 圧巻のパフォーマンス

何から話そう、というところなのですが、まずは約束された圧巻のパフォーマンスについて。

 

『GET ALIVE』ハングリー精神に溢れた、力強い新曲。炎の特効も相まって、より迫力がありました。一曲目にぴったり。この曲、「生き抜けろ」という本来存在しない言葉がパンチラインになっているところが好きです。あと最後、松松が先陣を切ってヘドバンしているところが本当にかっこいい。脳震盪には気をつけてね・・・。

 

『Entertainment』初披露のときからすっかり好きになってしまったので、ブチブチブチ......という音が聴こえた瞬間、きたー!ってなりました。香水をイメージした振りや、しめやかに床をなぞるところや、松倉くんが身体中で弧を描くところ。しめちゃんが考えた振り付けも歌割りも大好きです。あと、この曲はうみんちゅの表現がスパイスになっていると感じます。 

例えば「Show you now, show you how」からの「Make you wanna"TOP UP!"」の流れ。一番はちゃかちゃんがこの流れを一人で歌うのに対して、二番ではしめちゃんが「Show you now,show yo how」、その後うみんちゅの力強い「Make you wanna"TOP UP!"」。油断していたら、横から突然ぶん殴られる感じ。「まだ知らない世界 right now,right here」のところも。一番の松倉くんがなめらかで華奢な動きに対して、二番のうみんちゅは一つ一つの動きと眼差しが力強い。つまりは、この曲のうみんちゅって強い。

それと、フリーダンスアレンジの宮近さんを見て、うわぁって思いました。うわぁって。無理無理って。上手いどころの騒ぎじゃない。踊っているというかもう、身体が勝手に動いているみたいだった。目に焼き付けきれない。メンステに歩きながらみんなで踊っていたのも、あまりにもお洒落でした。

 

 

 

02. Travis 彩り合い Japan 

7人で歌う曲だけではなく、1人と1人、1人と2人、1人と6人など、いろいろな組み合わせでお互いに彩り合っているのがとても楽しかったです。8月のソロコンを経験して、演出や魅せ方の方法の引き出しを増やすことができたのかな、と勝手に思いました。

 

『Bad Boy』Bad Boyとはほど遠い閑也くんですが、果てしなく格好良かったです。甘くて軽やかな声に対して、真剣な表情としっかりとした体幹のギャップ。あと、シルエットになって踊るのは本当に上手い人しかできないやつ・・・。それと、松松がバックとしてシンメをしているところを実はきちんと見たことがなくて。閑也くんを立たせるためにつとめる二人のかっこよさに胸がいっぱいになりました。一方、『ムラサキ』では麗しく布を纏うしめちゃんの後ろで閑也くんが物語の登場人物のようにコンテンポラリーダンスを踊っていて、美しかったです。

以前とらちゅーぶで【松田元太を野菜に例えるなら?】という質問で、如恵留くんが「大根。主役にも脇役にもなれる。引き立たせることも自分が輝くこともできる」と言っていたことを思い出し、Travis Japanってみんな大根だったんだな・・・と思いました。

 

『ROCK THA TOWN』はロック調で勢いのあるメロディーと「世界はBorderlessだろ?」という歌詞と低音が大好きなので、ちゃかパラのときも嬉しくて。今回はちゃかちゃんと仲間(のえんちゅ松松)で踊ってくれてさらに嬉しかった。勝利くん(佐藤勝利 / Sexy Zone)が以前ラジオで、ちゃかパラのROCK THA TOWNについて「僕らよりずっとラフな感じで踊っていて、してやられた感(意訳)」と話していた通り、本来の振りよりもずっとラフで肩の力を抜いているんですよね。ちゃかちゃんだからこそできるんだろうな・・・。バイクに乗ってエンジンをかける振りが特に好きです。

 それと、一つ思い出したことが。ちゃかパラの時、ちゃかちゃんが踊っている後ろのスクリーンに、同じように踊る4人の影が映っていました。それまではずっとクリエCがバックについていたのに、その時だけはなんでスクリーンの影なのかずっと気になっていたのです。もしかしてあれって、のえんちゅ松松の4人でした・・・?

 

 

 

03. 名曲は続く

ジャニーズJr.を応援してから、先輩の曲のカバーを聴ける楽しさも感じます。

 

『ROCK YOU』いつか松倉くんに歌ってほしいと願っていた曲を、トラジャの皆が歌っている現実。これは現実? これめちゃくちゃ可愛い曲なんですよね。そんでもってちゃかラップのかっこいいこと。「永遠じゃなくても感じることできるさ」「簡単なことだよ 愛情注ぐ理由はいらない」この歌割りを松松にした人は誰なのでしょうか。希望しかないです。

 

『Sugar』この曲を知ったのは、うみんちゅが選曲センスの神と言われていることを知った時でした。嵐にこんな曲あったんだと驚いて好きになって、いつかTravis Japanで観たいなと思っていました。

横並びになりマイクスタンドで歌う7人。メンカラライトのお洒落さと、サビの歌声と振りが思ったよりも力強かったのが印象的でした。うみんちゅによる「いつかは二人も星屑になるの」。高音が綺麗。うみんちゅってつくづく、星が似合うなと思う人だなぁって思います。ある日突然、未来からきたと言われても、多分信じる。

 

『男 never give up』本当にありがとうございました。Travis Japanが今までカバーしたことのある曲を調べていた時、この曲をトリプルカイトで歌ったことがあると知って、うっわ、なんでもっと早くトラジャを知らなかったんだ・・・と落ち込んだのですが、まさか今になって観られるとは思いませんでした。

Perfumeみたいな挨拶のときの松倉くんの「カイトでーす」の余所行き声。唐突に始まる英語発音王。そこでの松倉くんのオトし方が終始ツボで大笑いしました。そして一位が決まらぬまま何事もなかったかのように曲に戻る感じは、ちゃかパラの「ムチャぶり戦隊 こなすんジャー」を彷彿とさせましたね。この曲、二番で「男らしい 女らしいってあまり意味ないよ」って突然確信をついてくるので、二番もいつか歌ってほしいな。

 

Face Down私がジャニーズだったら秒で真似したくなる演出でした。電飾マントを身に纏い、時々マントを広げて衣装もちらっと見えるのですが、ずっと正体不明感があってまさに「君は摩訶不思議」でした。最後はマントが旗に変わり、VOLCANOに続く演出も粋でした。「掲げたフラッグ 守り抜くPride」・・・。こういう技術を使った演出は、シンクロダンスほど映えるし強みだよなぁと思いました。いつかPerfumeとコラボしてほしいな。

 

 『宇宙に行ったライオン』冒頭の松倉くんの歌声からもう・・・あーあ、参りました。一つ一つの言葉に命を宿している。「檻を壊した」の「た」の力の入れ方に期待と希望がぐっと含まれている。この道で間違いないな、と思える。そんな歌声でした。あと、めちゃくちゃいい歌割り!と思ったのは、「強きプライドのため プライドを捨てる時」のしめちゃんと、「俺はこんなもんじゃねーと 震える血が滾るんだ」のうみんちゅ。あまりにもぴったり。とおーーーくへ!って歌いたくなりました。っていうか、歌いました。

 

 

 

04. 思わぬ収穫

知らなかった曲だけど、この公演で一気に好きになった曲もいくつもありました。

 

『It’s BAD』は、ンプルな曲調と軽やかなダンスで速攻ときめきました。本当に綺麗に揃っていて、シンクロダンスというTravis Japanの武器をしっかり魅せられました。この曲、足動かしながら手動かす振り多くないですか・・・?混乱しそうなものを軽々とやってのける凄さ・・・。かっこいいとか可愛いとかよりも先に、「楽しい」と感じました。 「誰にも無邪気な目で微笑むのは 自分の魅力を信じてないからさ」という歌詞も刺さりました。最後の最後まで手を抜くことなく走り抜けるTravis Japanがかっこよかったです。BA BA BA、がずーっと耳に残っていました。

 

『朝日を見に行こうよ』。ちゃかちゃんの柔らかな「わん、とぅー」から始まり、元太くんはウクレレ、ちゃかちゃんはカホン、如恵留くんはピアノを演奏。ノスタルジックな雰囲気で、時間がゆっくり流れていました。「その澄んだ心を大切にね」って、元太くんが歌うのずるいな。

今更すぎますが、元太くんって歌うっっっっっっっまいですね。そりゃあ如恵留くんも、千年延子ちゃんに「元太くんは歌が上手くてね、」って説明するなぁと思いました。みぇんであげみな元太くんがしっとりとした重厚感のある歌声なの、とても良いです。元太くんってどんな曲を歌って育ったんだろう、と気になりました。声の途切れ方の色っぽさと、一節一節丁寧に着地しているというか。地に足ついている感じが、聴いていて落ちつきます。

つまりは、元太くんの書く字みたいな感じ。

 

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05.松倉海斗、上から見ても横から見ても 

どこから観てもかっこよかったです。シンプルに角度の話だけじゃなくて、圧巻のパフォーマンスも真面目な大ふざけもいつだって真っ直ぐで、松倉くんを好きになったはっきりとした理由は思い出せないけど、愛情注ぐ理由はいらないしいっかぁって開き直ることができました。

 

『Unique Tigers』みんな可愛いと思っていたら、松倉くんパートで急に画面が変わり、「どうも皆さんお元気ですか?」とステージの奥から余裕の表情で歩いてくる登場の仕方がかっこよくて。3公演目では松倉くんが出てこず、誰もいないステージがずっと映っていて「え、大丈夫かな・・・」って思っていたら、カメラの横からぎゅんと綺麗なお顔が現れてびっくりしました。

 

『The Red Light』ぎゃんぎゃんにかっこよかったです。ちゅパラで『Panic Disorder』を聴いた時と同じ衝撃がドーーーンとなりました。あまりにも赤が似合いすぎる松倉くんと、エレキギターと、元太くんの「口づけちゃいけない 僕のオレンジじゃない」と・・・他のメンバーが現れる感じ。あーーー何度も観たかった。

 

『Happy Groovy』松倉くんのエレキギターから始まるイントロ。いつの間にか6人が松倉くんの周りに大集合していて、「ギターかっこいいー!」と囃されてる松倉くんが嬉しそうでした。みんなが踊る中で、ずっとエレキを弾いて「レモネードサンドウィッチ♪」って歌う松倉くんがとても大きく見えて、松倉くん・・・とおいおい泣きそうでした。

これだけは声を大にして言いたいのですが、好きのフィルターがかかっているから松倉くんが輝いて見えていたのではなく、実際、本当に輝いていたのです・・・。

 

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06. アップデートと揺るがないもの

今回、一番驚かされたのは、『夢のHollywood』でした。

今年になってトラジャを好きになった私ですら何度も観た夢ハリに、まだこんなに驚かされるとは。

いつも踊っている場面で踊らなかったこと。タップを踏まずに横回転の移動の振りに変えたこと。そういう選択肢があること。選択ができることに驚きました。今まで何度も何度も披露してきて、Travis Japanの名刺とも言われるほど代表的な楽曲の振りを変えることって出来るんだ?とシンプルに思いました。身体に染み付いていると思うし思い入れもあってなかなか変えられないものだと勝手に思っていた。というか、変えるという想像すらしていませんでした。それくらい当たり前に受け入れていたもの。

でも、振りが変わってもタップをしなくても、揺るがなくて失われないものがありました。この演出を通して、果てしない柔軟さと、アップデートをしていくぞという強い意志が見えました。なんかさ、本当にすごいね。この曲が世界中の人に届いて、日の目をみるのを楽しみにしています。

 

『VOLCANO』こちらも一部振り変更。というか知らない流れが加わっていて、予想外でどきっとしました。どこまで楽しませてくれるんだろう・・・。「Just Gotta get it out!」で毎回ドアップになる松倉くんの表情、気迫が凄かったです。3公演とも息のんだ。

 

Talk it! Make it!ロッコに乗ってところどころアレンジしながら歌う姿が可愛い。ステージ上でセルフィーカメラでわちゃわちゃする演出、トラブルで映らなかった回もありましたが、戸惑いながらも速攻対応して近くのカメラに寄ってわちゃわちゃしていたのが愛おしかったです。二番初めて聴いたーーー!と思ったら初披露でした。とても素敵な歌詞。「誰のSayでもない」になんだか掬い上げられました。

 

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07. エンターをありがとう

サマパラソロコンにてメンバーが毎公演最後に歌っていた『Together Now』この夏、より特別になった曲。7人で歌う姿にジーンとなりました。閑也くんの髪の毛は、なんで毎度そんなに紙吹雪を吸収してるのだろう。同じ公演をしているのに汗でぐしゃぐしゃな人も、前髪が一生崩れない人もいて、でもみんな同じ方向を向いて進んでいるということは、はっきりと分かりました。 

 

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あとほかに嬉しかったのは、MCで「カバーしてほしい曲とかあったら教えてね」、「いつも感想や要望を送ってくれてありがとう。円盤化の要望とか送ってくれたら、もしかしたらこの公演もあるかもね♪」と言ってくれたこと。感想だけならまだしも、気軽に要望を送っていいのだろうか?迷惑にならないだろうか?と悩んでいたけれど、本人たちに言ってもらえて背中を押されました。しっかり円盤化の要望送りました。

Travis Japanにカバーしてほしい曲は、考えだしたらキリがないのですが最近の曲だと、King & Princeの「ナミウテココロ」を歌ってほしいな。バスタブの中、布団の中に潜って聴きたくなる曲。なるべくざわつくことなく安定した気持ちを保っていたいけど、心が波打つことも否定しないような曲。

「なりたい自分はきっと 夜風の向こうで待ってる」という歌詞があるのですが、「風が舞い踊る街」「風を切りながら颯爽と」「風が風であるように」「風の日もBAD・・・」トラジャは何かと「風」という言葉に縁があるなーと思っていまして。・・・はい、これはただの後付けで、本当はシンプルに最近ずっと聴いていて好きな曲だからです。チルい曲なので、ぜひぜひうみんちゅに演出してほしいな。

 

 

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つらさや悲しみを吹き飛ばしてくれる・忘れさせてくれるアイドルが夢や幻想ならば、アイドルを応援することを生きがいにし切ってしまうことはしたくないなって思っています。あくまで私の場合。自分の足で一応は立たないと、寄りかかり切ってしまうと、だめだなあて思ってしまうのです。みていて楽しいから、癒されるから、元気をもらえるから、勝手に応援してるだけです。結局は自分のためにしている。ド依存はしたくない。アイドルもみんな、結局は自分のために生きてほしいです。

でも、如恵留くんの好きな言葉「相乗効果」のように、お互いに助け合いながら、幸せを共有できたら、と思うのです。 Travis Japanを好きになってから"好きになったらいいことあるな!"と思うことばかりなのです。本当に。些細な日常を彩ってくれてありがとう。

 

これからも、みんなが健やかでいられますように。

これからも、たくさん、Travis Japanのパフォーマンスを見られますように。

最高のエンターをありがとう。 

 

 

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07. そして

 

10/10から「虎者ーNINJAPANー2020」が始まりました。

怪我などなく、何よりトラジャが楽しめる公演になりますように。

 

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先日公開されました『Namidaの結晶』ダンス動画、本当に本当に素晴らしいのでまだ観てない方は是非。「まだ見ぬ世界」からの静と動が好きです。

最後まで観てね。最後、幸(さち)に溢れているので。